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■荒川 静香さんの場合
”また見たいと思われたい” 荒川さんがアメリカのアイスショーを見たのは大学3年生のころ。 実際にすべる機会を得てからずっと、プロの世界にあこがれてきたそう。 「ジャンプを成功させなければ、メダルを取らなければ、と気負うこともなく、ルールに縛られることもない」。 2008年で3年目となるプロの世界では、滑る心地よさを完全に、自分らしく自由に表現できるのだそうです。 年間100回近くもアイスショーの公演をこなすそうで、常に最高のパフォーマンスを発揮して、 「もう一度見たいと思う観客」をどれだけ増やせるかがプロの役割だとのこと。 ただ、アマチュア時代から比べると、練習量は激減したそうで、時間と場所さえあれば深夜でも 滑れるように4キロの重さのスケート靴はいつも持ち歩いているそうです。 今ではリンクは挑む場所からリラックスできる場所に変わって、滑っているだけでショーのアイデ アが次々と沸いてくるのだそうです。
スケーターにとって、シンデレラのガラスの靴のようにぴったり合うスケート靴を探すのは本当に 難しいそうで、「一生に一度、出会えるかどうか」というほどだそうです。 型が同じでも、牛革の水分量や部位によって革の伸び方が違うそうで、単に靴ずれするだけでなく、 怪我にもつながり、満足な演技ができなかったことも。 トリノ五輪では、同じ靴を2足準備して足の状態に合わせた結果、左右の組み合わせが違う靴で 滑ったのだそう。 そうして勝ち取った金メダルなのだそうです。 でも、荒川さんの思い入れが強いのは、2004年の世界選手権の金メダルなのだそう。 「あの時ほど自分を追い込んで練習したことはない」そうで、自分自身が満足できる最高の演技で 初めて世界の頂点に立った、その充実感は色あせないということです。 フィギュアスケートは自分に向いていないと、何度もやめようと思ったという荒川さん。 そのたびに常に支えてくれたご両親に報いるためにも、今度は自分が次の世代を支えていくと、 アイスショーに励んでいるのだそうです。
●荒川 静香さんのお気に入り
金メダル 金メダルは沢山のチャンスを与えてくれる切符になるが、行かせるかは自分次第とか。 スケート靴 グラフ(スイス)の製品。革の強度が日本の気候に向いているそうです。 ブレードを除いたモデルの価格は8万円ほど。文京区のオオタスケートなどで購入可能。 コスチューム 曲からイメージを膨らませてデザインするそう。 2007年、英国の歌手サラ・ブライトマンの「It's a beautiful day」にのせて演技した時の 蝶のイメージのコスチュームがお気に入り。 ダックスフント カニンヘンダックスフントのメス、名前はローザ。 08年3月に生まれたばかりだそう。いつもローザと一緒。 アイスショー 企画から運営までを手がける。 この7月は「フレンズ オン アイス 2008」を開催。世界のトップスケーターが集ったそう。
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